立地企業の声

「花巻市を選んでよかった」。
立地企業の方の声をご紹介します。

Company Voices 立地企業の声

vol.3

岩手の人材力をいかし
迅速・効率的な作業で
強い現場力の構築を目指す

東北日東工業株式会社
元代表取締役 小牧邦博
2013年度取材

交通の利便性を味方に、東北へ進出

日東工業は昭和23年の設立以来、高圧受電設備、分電盤など、電気設備や機器の開発・ご提案を通じ、電気や情報のインフラを様々な形でサポートしてきました。
本社は愛知県長久手市にあり、愛知県や静岡県など中部地区を中心に主力工場を構えておりましたが、その後東北へ進出。岩手県花巻市を生産拠点に選びました。花巻第一工業団地は、空港が近く、高速道路も近くにあります。アクセスの良さは、東北の中でも際立っていました。
当初は花巻工場という位置づけでしたが、平成18年に「東北日東工業株式会社」となりました。

電気と情報を明日へつなげる価値創造企業

日東工業では、高度情報化社会、マルチメディア時代に対応すべく、電設・電材分野、FA・制御分野、情報・通信分野の3つの事業フィールドに取り組んでおります。
その中で東北日東工業は、電設・電材分野を担当しています。主な取扱い製品は、配電盤・分電盤、制御盤、キャビネット等。現在は東北や関東エリアに向けて製品づくりをしています。
作業は、材料の切断、曲げ、溶接から始まり、傷や錆から守るために塗装を施し、組み立てへと移ります。その後、機器取り付け、配線となりますが、この作業に時間を要します。
いかに早く、確実に作業を進められるかは、日頃の改善活動の結果です。スタッフの配置を変えたり、作業を細分化するなど日頃から工夫を凝らしています。

主力工場に負けない
生産力のカギは、岩手の人材力

当社の一番の長所としてあげるとすれば、それは岩手が育んだ人材の力です。
現在、従業員約100名はほぼ100%地元から採用しています。岩手の人たちは皆、真面目で一生懸命。会社の方針にしっかりとついてきてくれます。
たとえ設備が優れていても、人が育たなければ効率化は図れず、良い製品もつくることができません。当社では、従業員それぞれの技術力を伸ばし、より多くの技能者を育てることに力を入れております。
来年度には工場の増築が始まります。生産能力をさらに拡大し、お客様にご満足いただける製品・サービスを提供してまいります。

「共生」をテーマにした会社づくり

企業が事業活動を推進していくうえで最も重要なことは、「企業をとりまく様々な人や環境と良好な関係で共に生きていくこと」です。その構築にあたっては、「自然環境」、「お客様」、「社会」、「技術」、「時代」とお互いを理解し共に発展していくことが不可欠です。日東工業はこの「共生」を企業活動の柱と考えています。
東北日東工業では企業の森づくり活動の一環として、花巻市内にある「宮沢賢治記念館」の森林保全に取り組んでいます。活動を通して、環境に対する意識づけが進むことを願っています。
また、工場内に5,520枚の太陽光パネルを設置し、最大で750kWの電力を発電。電気自動車向けの充電スタンドもご用意しております。その他、廃棄物の削減や、照明のLED化も進めております。
これからも環境と共生し、地域に愛される企業を目指して参ります。

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